Cake
美味しいケーキが食べたい、そして作りたい

濃厚なクリームにはピスタチオナッツをふんだんに練りこみました。
チョコレートとナッツの女王。
ダッコワーズに挟みました。
不味い訳がありません。



タンカンとハルミに目覚めました。
コレを用いて和パフェを作ってみました。
タップリのシロップは楓糖です。
ライトな甘味と柔らかな白玉。
とても濃い味の柑橘がピタリの出会いです
頂く際には、少しライムのゼストを添えました。



お抹茶と黒豆のロールケーキ


サバトンとマルコナの逢引き。
降り注ぐジャマイカシャワー、ネルソンの血。
仏栗とアマンド、糖蜜の旨みを堪能する焼き菓子。





アップル・クランブルのタルト
ザクリとクランブル。
甘く、酸っぱい濃厚なリンゴ
クロッカントなタルト生地
温かな日差しの中で頂く、幸せ。



秋の味覚…パッションフルーツのスープ仕立て。

またの名を時計草。
沖縄産のよく熟れたものが、手に入りました。
この香りがとても好きです。
今回はまずスープに仕立てました。
少しココナッツのリキュールを忍ばせて。


パッション一見、情熱と言う名のイメージ?
キリストの十字架を意味する深いネーミング。


イチジクのコンポート
福岡の農園から送ってもらったイチジクをコンポートに仕立てました。
そのジュはリキュールを加えゼリーに、自然のままのピンク色です。


2009年
秋の味覚が遅れております。

イチジクのガトー2態

秋の始まりはいちぢく
イチヂクが届きました、青くミルキーな香り。
いよいよシーズンの到来です。
それは実りの秋の始まりでもあります。
イチヂクに続きブドウもベリーの栗も・・・。


タンバル・エリゼ
小麦粉、グラニュー糖、卵白、バターで作った生地をしばらく寝かせ、薄く天板に延ばします。
サッと焼き色を付けて、まだ熱いうちに型に押し付け型作ります。
アメのドームはグラニュー糖をキャラメルにしドーム型に網をかけます。
熱が取れたカリカリの状態で頂くと、この素晴らしいデザートの本領です。

パイ生地でお遊び


チョコレートでチョコットお遊び
ビターチョコレートのガトーです



またまたお遊びのケーキですが・・・
フリットにしたスイートポテトをキャラメリゼ(大学芋!)
更に残り物の渋皮マロン、マラスキーノチェリー、スターアニス、ローリエ
巻きチョコ、クレームパティシェール、クレームシャンティ・・・カロリーは気にしない、と言う方に?
私は決して"食べておりません"作った、だけです。


贅沢タルト
フレッシュマンゴーとラズベリーのフレッシュクリームタルト
ペリカンマンゴーと美しいフレッシュのラズベリーで
カスタードと生クリームを包み込みました。
柔らかな口当たりのグランデゼールです。
カリッとしたシュクレと、香り高いアマンドクリームでいただきます。
マンゴーの切り方はコツがあります。


チョコレートとマンゴーのパルフェ
ビターチョコと甘く薫り高いマンゴーと
ココナッツのプリンの取り合わせ

寒さの加減で大きくならないミントを添えました。
アンティークでは珍しいロングシルバーのカトラリー


孔雀に?見えますか。
温めたリンゴとバニラアイスクリーム


ミルフィーユ!ナポレオンもビックリ、立てて見ました。
一昔前のナポレオンパイと言えば、湿気ったパイ皮が普通であったように思います。
今では、フイユタージュだってチョコレートを混ぜ、
また、逆折り?なんて表現して巷にスペシャルメニューで登場!
ひと昔前の手法が復活しています。



お洒落なデザート・・・に、見えますか?
何よりのこのデザートの面白さは、蓋です。

蓋の覆われ、寸前まで中が見えないワクワク感はとても"互い"がスリリング。
何やら変な葉っぱと真っ赤なアクリル製のスプーンを添え・・・。

蓋を開けた時の驚きは、作るものにとっての特権であり楽しみ。
勿論、この為に手に入れた野性の小さな小さな冬苺はスペシャル!
テラスから摘んだピンクのイングリッシュローズの花びらの中にコロリ一粒。
アララ、けれどこれ以外は余りにも即興の為、近くのコンビニエンスストアで調達!?



大きな紅玉を8個とカソナードを使って焼き上げたカリカリのタタンに
ホイップクリームをたっぷり添えて。
リンゴはあまり・・・とおっしゃる方が驚きました。
こんなに美味しいのですか、と。


ショコラ・フランボワーズ
パイナップルミントとフランボワーズの葉を添えて
トロリとしたムーズとクロッカントなパート生地。

砂糖 変幻自在T

卵2態

卵も切り様で・・・古いかしら?
何年か前に、無くなってしまいましたが、大阪のThe Plaza(Hotel)に高名な
シェフがおられ、その方のスペシャリテでウー・シュプリーズ
(Oeufs Surprise)ビックリ玉子と言うデザートが有りました。
確か、ブラマンジェを平に丸くお皿に流し、その上にアプリコットの
ハーフカットを乗せたものでした。
まるで朝食に頂く"フライエッグ"の様で、食べて見ると、
コレがデザート!と、
言う趣向でした。この変型?
・・・です。

Oeufs a la Naige(淡雪卵)
9分通りホイップしたムラングをボール状に茹でます。
特別美味しく作ったクレーム・アングレーズを冷たくし、お皿に流します。
芳ばしいアマンドをムラングに振り、上からキャラメルを掛けます。
カトラリーでキャラメルを割り、クレームと共に頂きます。

アマンドの香り、キャラメルとポシェしたムラングの歯触りの対比。
クレームの滑らかな喉越しとバニラの香り。
・・・至福の一口?!
五感に訴える味です。

リンゴも切り様で

リンゴを並べるのには、少しコツが必要です。

ミルフィーユです。
いつもの通り、パイでクレームをサンドすれば
タダのミルフィなのだけれと゜
砂糖 変幻自在U
何に見えますか?
この秋のガトーを飾った季節の小道具です。
一つはリンゴ飴ならぬ、栗の渋川煮をアメでコーティングしております。
また、もう一つは砂糖を煮詰めたアメをトッピング
共に、カリッと噛んで季節を味わいます。

芋と栗T
オーブンで焼いた熱い栗と
カリカリに揚げたサツマ芋
ホットチョコレートとシナモンを少し
仕上げは熱いエスプレッソコーヒーを掛けて
葉っぱの使い方

写真はマジパンで作ったチョコレートのバラです

プラスチィックチョコレートが有れば
もっと艶が出るのだけれど
金箔、プラチナ箔を少し、バラのケーキです。

仏・・・モンブラン
伊・・・モンテビアンコ
今回はフランス風にタルトの上にムラングとシャンティ
リキュールを効かせたクレームを絞ります。
当日の"ザクッ"も良いが、翌日の"サクッ"が私は好き



熱いチョコレートです。
ココアとは全くの別モノ。
チョコレートを溶かし、これにひと工夫。
秋から冬にぴったりのホットチョコレートです。
Chocolat chaud・・・ショコラ・ショーふたつ


Chocolat chaud et Froid・・・ショコラ・ショーエフロア

何の変哲も無いアイスクリームやフルーツ・・・
これに熱いチョコレートを掛けたら・・・?
秋から冬へ、愉しさが広がります。
冷たいと熱いの対比とマリアージュ

オレンジとホットチョコレート
これも"相性モノ"です。
だから、こんな時、少しだけのリッチな味わいをお子様に如何でしょうか?

お子様にはコアントローやグランマニエは使えません。
オレンジのクリームシャーベット
オレンジも切り様で

ムラング・シャンティ2体
チョコレート2態(ミルク)

充分に空焼きしたタルトに、苦味の強いチョコレートのムースを流しむ・・・。
透き通る様に赤い"少女の唇"秋成りの甘いフランボワーズを合わせました

クレメ・ダンジュ(クリーム・アンジュ)・・・天使のクリーム
ホームメイドのフレッシュチーズに生クリーム。
少し水分を抜き、中に甘いコンフィチュール(ジャム?)を包んでいます。
食べ進むと、甘いベリーの味と、フレッシュチーズが
渾然一体???となって(マッ、美味しいって事です)
柔らかい食感でだけで無く、カリカリのアメを添えてみました。

抹茶とスイートポテトのロールケーキ

砂糖の七変化、ご存知ですか?
溶かせばシロップ、加熱して溶かすとガムシロップ。
煮詰めていくと最後は炭に、その一歩手前がカラメル。
この時クリームを入れるとミルクキャラメル。
カラメルの少し前がアメ。アメも温度により上の写真のような綿アメや、
アメ細工のお花を作ったりするシュクレティレに。
この少し前にはフォンダン、ずっと以前の洋菓子を真っ白にコーティングしたものです。


砂糖からシロップへ、アメからキャラメル、そしてカーボン???

少し厚めに切った、フレッシュパイナップルをキャラメリゼ。
バニラの香りが甘いアイスクリームとキャラメルのホロ苦味。
綿アメを周りに、バラの花弁を散せました。
ショーとフロアの対比です。


ムラング・シャンティ


お遊びで作ったオブジェ。このレンゲ、お洒落でしょ。
見方を変えると"色っぽく"も見えますよ。
女性の肢体の様なお洒落なレンゲです。


お皿はキャンバス
この頃のお皿は、本当にお洒落な作りが増えました。
工夫する為に、イイエ、きっと、創作心を刺激する創りなのです。




今年は自分の為に!
”バレンタインのチョコレートケーキ”
チョコレートの淡い口溶けと、軽やかなフォンテーヌの歯応え

左のミルクチョコレートの方には星型の金箔と紫のスミレの砂糖漬けを。
右のホワイトチョコには、マジパン細工のミツバチと愛らしいてんとう虫。


バラのお茶会の際のグランガトー
バラのケーキ、シトラス・ムスクの香り


スポード社の”カミラシリーズ”
ヘーゼルナッツの素朴な焼き菓子と


 パンドジェーヌ・ショコラ
 
 生地を味わう、とはこの事のように思います。
アマンドとショコラの二つの風味が織り成す相乗効果!
1+1が3にも、4にも感じられます。
シンプルに見えるこの焼き菓子に、
ひと冬の寒さに耐えた、風に揺れるアイスランドポピーを添えました。

 ミルクレープ
 
 何層にも重ねたバターの香り豊かなクレープに、
種子を除いたフランボワーズのジュレを
染み込ませました。
小麦本来の味とバターのコクと、フランボワーズの酸味を味わいます。
派手さは有りませんが、穏やかなお茶の時間に落ち着いて味わいたいフランス菓子です。
初冬のフランボワーズには、焼き栗の紅茶を合せました。

 赤いフルーツとホワイトチョコレートのガトー
 
 口に入れると、中に仕込んだジェノワーズから、甘酸っぱいジュが染み出てきます。
白いチョコレートのコポーはまるで、花のように。
温かな部屋で、熱い紅茶を一服口に含み、この赤いジュと共に流し込みます。


タンバルエリゼ
もう、ひと昔も前・・・。
その時代を風靡したポールボキューズ
彼がエリゼ宮で披露したデザート菓子
薄いラングドシャ生地をケースに
アメのドームを被せ、中にフルーツやソルベを盛り込んだ。
この愛らしく、豪華な菓子をシルバーのカトラリーの背で割り
中の冷たいデザートと共に、アメのカリカリした歯ざわりを愉しみます。


 華やかに薄桃色の芍薬
 
 あまりお花を買うことは無いのですが、ピンクの大きな蕾が気に入り20本ほど買ってしまいました。
その午後には蕾も弾け、次の日の朝にはもう満開。
”此の世の春”とは正にこの事。
シンプルに見えても自己主張のハッキリしたマスカルポーネのムースを作りました。
飾りは敢えて必要が有りません。
苦いコーヒーのリキュールはタップリ含ませました。

栗のパルフェ


7分立てのシャンティーをフワリと被せる。
柔らかな食感にはカリッと焼きたてのチュイル。
甘いだけでは面白くない。
そこにフランボワーズの酸味と食感、
更にパイナップルミトンの押えた爽やかな香り。
この時期だけの相性もの。


3種のナッツのリッチなタルト!
元々はドイツのお菓子。これをフランス風のアレンジしました。
ブルターニュ、キブロン風に少し塩味を利かせたキャラメルに
クルミ、ペカン、ピスターシュをタップリと。
濃厚な味わいのタルトを少しずつ、少しずつお茶と共に、
時間をかけて。


 簡単?マドレーヌ
しっかりと焦がしたバターとカカオの香り

 マドレーヌは簡単なお菓子の代表のようなもの?
いえいえ結構手間が掛かるのではないでしょうか?
型に溶かしバターをハケで塗り、粉を薄く・・・・・
ところがこの頃便利なものができています。
とても小さなシリコン製のマドレーヌ型を買い求めてまいりました。
生地を直接流し、オーブンに入れる。
焼きあがったら、パタパタと叩き落とす・・・。
使い勝手がよく、マドレーヌやフィナンシェ作りがとても楽になりました。
素朴な焼き菓子とは言え、お菓子作りは既に科学と化学の世界に踏み込んでいます。

フランスのアンティーク皿に、春を告げるマーガレットを添えて。


 ピエール・エルメのマカロン”02”
 
 前日、テレビ放映があり、私がお店に近づくと既にエルメは、人で溢れていました。
大好きなマカロンをお土産にと、一時間近く並んで買い求めました。

帰国の当日”FIGARO”にはエルメの特集が組まれており、記念に新聞も持ち帰りました。
どうしてこれほど美味しいのかしら。
フランスのお店といえども、エルメ自身の手で直接作っているとも考えられないけれど。
技術、材料はもちろん、その空気さえ味方にするのかしら。
大好きなピスタチオも、パッションフルーツも喉の奥に押し込んでしまうのが惜しい程。

エルメのマカロン”03”

バラとオリーブが発表されたのを聞き、買ってまいりました。

”ウッ”やはり・・・美味しい!
嫌味の無い瑞々しいバラの香り。瑞々しい香りって表現がピッタリです。
バラ作りをしていると良くお分かりになると思うのですが、初夏の早朝のアノ、
バラの香りが穏やかに口の中にホンのしばらく、そしてアっ気なく消えてしまうのです。



 Cake・・・焼き菓
 お菓子の世界も奥が深い、子供の頃スイスロールは私の好きなお菓子でした。
あのフワフワした歯ざわり、滑らかでしっとりした味わい。
やがて進歩して日本独特のふわふわ、しっとりでは
飽き足らなくなるようです。
単純な甘さと、歯ざわりと、風味などの味を構成する全てが。
やはり味わい深い焼き菓子が好き。
バターの香りも、焦げ色も、サクッとした歯応えも好き。
簡単そうでも奥深い、焼き菓子の魅力。
砂糖の焦げたキャラメル以上の炭化し始める前の苦味も好き。
焼き色と言うよりコゲに近い色もいい。
サクサクと言うよりゴリゴリに近づき、フワフワでは無く、均質では無い歯ざわりも愉しい。
季節を取り入れて生の果物も良い、コンポートにしてからもなお美味しい。
アーモンドの香りも、ヘーゼルナッツの色も、深く残る味わいが良い。


 
写真手前が無花果のワイン煮を中に封じ込めたアマンドのタルト。
妹の手作りの無花果。
夏の終わりの最後の味わい。
極小振りの無花果を赤ワインとクローブ、ブラックペッパーで甘く炊き上げます。
これはまた、小さなタルトレットにしても素晴らしい味わいです。
昨年の創作菓子では一番の出来と自負しております。

 中央はさつま芋のタルト。
”焼いも”とアマンドに、氷砂糖を歯ざわりとして砕いて散らし、焼き上げます。

 奥がオレンジのクグロフ。
フレッシュのオレンジ果汁を一杯に含ませた、甘く、濃密な味、
ケーキはこれが良い。
甘さは決して抑えない、時流に逆らってでも。


 生のままのリンゴの焼き菓子

つい最近まで果物はコンポートやドライにした物をお菓子には使うのが一般的でした。
近頃、生のままを焼き菓子に使う傾向があります。
水分の多い柑橘類もそのまま!?
適度に周囲がキャラメリゼされ”カリカリ”と美味しく頂けるのです。
お菓子の世界も進歩しているの?です。


ミルフィーユ

フレッシュフルーツのタルト


クロカンブッシュにドラジェ、冬のミントとビオラを添えて

 春一番を待ち受けて咲くミモザが好きです
底抜けに明るい黄色のポンポン
真っ赤なフレーズとサクサクのパイ

リンゴのアリュメットパイ

リンゴは上手にバターと砂糖でソテーすると、
まるでお芋の様な食感に変化を遂げます。
時間にゆとりが無くて即席で作ったラピッドのパイ生地に
シナモンをタップリ振りかけた紅玉のキャラメリゼを
目一杯詰め込みました。
湯気の上がったアツアツツの状態で6分立てのクレームと
摘み立てのミントを添えてお出ししました。
急いで作ったので生地が縮んで不恰好
でもこれも家庭の味、母の味かしら

サクサクのパイ皮と熱いリンゴのキャラメリゼ
冬のミントとストロベリーを添えて




什器はスポード、カトラリーはクリストフル

ガトードデロア
 今日は貴方が王様、女王様

折りパイの中にはアーモンドのクリーム
そしてこの中にはとても小さな陶器のお人形が入っています。
そのお人形が入ったカットに当たった人は、今日一日が王様、女王様。
その人の言うことを聞かないといけないの!?
愉しい遊び心の焼き菓子です。

レッドカラントのガトー


クリスマスの伝統菓子


イギリスのクリスマス菓子
ドライフルーツとケンネ脂で独特の食感
ブランディーの炎が消え、やがて愉しい時間の始まりです

ブッシュドノエル ブランシュ


Cake・・・チョコレート  トリュフと甘い牙

 コーティングしていないガナシュを何時、どこで誰が名付けたのか?
生チョコレートと呼ぶのだそうです。
好みは別として、初春の歳時のように日本に定着したSt.Vに彩りを添えている。

けれど私はやはりトリュフが良い、外のショコラが解け、冷たく柔らかな口解けと
一つ一つに主張のある香りを鋳込んだ複雑で難解な味と香り。
鮮やかに、そして馥郁と・・・・

手造りの柔らかなオレンジピールを薄くそぎ、グラスとショコラをまとわせた。
甘い牙。
一方トリュフには京都から取り寄せた梅型のおやつ昆布を添えました。

未熟な私の力をあざ笑う”チョコレート”、時に気高くショコラと名乗り、時に優しくチョコと現す。
ビロードを羽織るには、まだまだ技術を必要と笑う。
季節を敏感に感じ取り、わがままを押し通す。
そんなチョコレートもまた、愉快だ。

チョコレートは七変化。
季節の変化を敏感に感じ取ります。
冬に作ることが出来ても、夏には中々言うことを聞かない。
このホワイトチョコレートのフリルも
初夏に必要があり作りました。
けれど寒い季節の様には行かない。
コツを飲み込むまではただただ根気。
アマンドで作った虫たちも同様・・・。

ミツバチとてんとう虫をあしらいました。
ホワイトチョコのフリルにはこれに負けじとバラの花。
本来なら考えられない色だって・・・。
薄いみどりのバラを添えました。


後ろのムースはベランダのベリーをふんだんに使ったフランボワーズとデボアとミルティーユのガトー。
ジョコンドにも色を付けてカラフルに仕上げました。


  フランボワーズタルト

フランボワーズと相性の良いチョコレートのタルト
 飾り立てるのはあまり得意でもないし、好きでもありません。
必要が有って作りました。
けれど一方は自宅で食べましたが、意外と美味しく出来ておりました。
アマンドのタルトを焼く際、既に焼いておいたダッコワーズの生地を被せました。
上に重い飾りを乗せるためにです。
このミルクチョコレートの飾りの中身は酸味の全く無い
マスカルポーネのクリームを仕込んであります。
カットすると、焼き菓子の醍醐味”ザクッ”という音が聞えます。
そしてクリーミーなクリームが現れ、香り高いフランボワーズとミルクチョコ。
一般受けする味だと思います。
このようなガトーはお菓子屋さんでは売れないでしょう。
いいえ、売らないでしょう。
だって、手間と材料費が掛かり過ぎますから。
アマンドはスペイン産の木目の細かなプードルを使いました。

かと言って、家庭の味でもないですね。

心を伝える手作りのチョコレートの習慣

生チョコはお好きでしょうか?

 


マジパン細工(アマンドのペースト)

私たち夫婦の共通のお友達で、伊豆の函南に素晴らしいお菓子屋さんがおられます。
そのスイス在住のお嬢様が作る、マジパン細工に触発されチャレンジして見ました。
濃い紫と、薄いピンクのグラデーションがお判りになるかしら?
食べてしまうには勿体無い!

これはテーブルでも使えるようにやや後ろに名刺サイズの
ペーパーが立てられるようにしてあります。

 名刺立て 

お店の名前は、ル・ボルデール

主張のあるフランス菓子を作られます。
是非一度、お取り寄せ下さい。

南伊豆に有りながら、代官山にお店を構えても決して引けを取らないお菓子の数々を作られます。
TEL&Fax  055-978-1925 


 Cake・・・クリーム菓子

 
淡く、鮮やかに舌に舞うクリームの誘惑。
時に歯応えを加え、時に口解けを愉しむ。
果物を飲み込み、リキュールを隠し持つ。
鮮やかで艶やかな衣をまとう、豪華で妖艶な婦人。
翳りなど寸分も感じさせわしない。

 我が家のベランダから収穫したフランボワーズも
レッドカラントもデボアも一度に使い切った
ベリーが一杯のムース。
収穫の数日前から、息子に”取って食べちゃダメよ”と
事前に通知しておく。
でないと、ベランダで”虫取り”のハンターは時折、
役得とばかり、収穫して口にする。

周囲のアーモンドが一杯の生地にも彩りを付けた
豪華なムースになりました。
ミントは香りの余り強くないペパーミントをたっぷり乗せて。
初夏の味わいです。
 やがて鮮やかな赤いベリー達は、つる性の黒いベリーに
後を引き継ぎます。

バニラのムース

フランボワーズジャムを巻いたロールケーキをセルクルの回りに飾り
中にバニラのムースを仕込みました。
穏やかで香り高いムースです。
小さなリンゴと苺の葉を飾りました。
真冬だと言うのに苺の葉はまだまだ元気。
ポールスノーの花は食べないけれど彩りに乗せてみました。

 蜂蜜のガトー

蜂蜜のムースに洋梨加えました。
ミツバチの巣穴を表現するのには、
梱包用のプチプチをホワイトチョコで作ります。
真冬のミニバラとミントと昨年のブラックベリーを飾りに。

蜂蜜は少し難しい!
使いすぎるとクドイ味になり、
少なければ何の味?

 ミルティーユのシブースト

滅多に作りませんが、このような凝ったお菓子。

タルト、クリーム、ムース、キャラメリゼ
何年か前、昔のレシピーを蘇らせたケーキ屋さんがおりました。
よく、洋梨やリンゴを使って作られますが、
上のキャラメリゼが直ぐ湿気ってしまい、”シブースト”らしい
シブーストには中々当たりません、素晴らしい焼き菓子ですが。
同時にシブーストもどき(出来たてはそうではないのでしょうが)が
多く出回り、つまらない(美味しくは無い)お菓子と思われている方も
いらっしゃるのかも?
出来たてを直ぐに食べたい感動にも値する素晴らしいお菓子です。

St.:チョコのハートはこの日の為に!

2月の末には春を告げるミモザが、関西では満開になります。
大好きな花です。かげりを知らない少女の様な
底抜けに明るい黄色が好きです。
この時期、チョコレートを巡る色々な催しがあります。
今日は、少し苦味のあるグリーンティーのムース。
レモンが”初恋の味”なら、
ティベールは大人の味かしら?
少し渋くて、苦味も程好く!
人生の喜怒哀楽を愉しめる大人の味?かしら。

夏の味、ココナッツのムース菓子


人によっては好き嫌いのあるココナッツミルク
ココナッツのジュースの青臭い香りと甘味を閉じ込めた柔らかな味。
アジアンテイストにもよく登場しますが、今日はお菓子に。

名も知らぬ遠き島より・・・と口ずさむのは感傷的かしら?
子供の頃、淡い憧れにも似た椰子の実のお菓子です。
ココナッツの果肉をジェノワーズの上に散らし、
単調になりがちな味に、歯応えの変化を加えました。
淡い甘味とフワフワの冷たいムース
サクサクのココナッツ、如何かしら?


 ライチとライムのムース

少しザラツキのあるライチのゼリーを中心部に隠す。
甘く、滑らかなクリームに、冷たいライチのゼリー。
アジアンの食後の最後を閉め括るにふさわしい。


Cake・・・デザート
家庭ならでわの味わい。
今、この場で、この時だけを!
はかなく解けるソースも、艶やかな切り口の季節の使者も全て、
このとき、この場で、イマだけ!

わざわざ世田谷から送っていただいたフレッシュな青紫のシュガープルーン。
一杯、一杯頂いたけれど、その殆どは生のまま我が家の住込み庭師がほお張って食べてしまった!
残った幾つかは少し高価な赤ワインとクローブ、スターアニス、ブラックペッパーで煮込んでおいた。
ドライを使っても良いのだけれど、やはりココはフレッシュの素晴らしさ。
肉厚の、ドライではとても味わえない豊な香りと素晴らしいムラサキの色。
キャラメルチップのアイスクリームに掛けてみました。
我が家の庭師が唸った”ウゥゥゥッ・・・しまった”生のまま食べなきゃ良かった。
時すでに遅し。
それほど素晴らしい香りのワイン煮に仕上がりました。
クリームを程好く泡立てて添えても良い



季節のデザート”チェリージュビレ”
砂糖を焦がした少し苦いキャラメルに、キルシュとブランディーでフランベしたアツアツのチェリーを
冷たいバニラのアイスクリームに掛け、溶けかけた瞬間を愉しんで頂きます。


旬を過ぎた果物もデザートに!
 洋なしのコンポート キャラメルソース

秋から冬の洋ナシも大きなものはそのまま食べるのも良いけれど。
今日は5個・・・・\の洋ナシを見つけました。
小振りの、未だ少し熟れていない洋ナシをコンポートにして、
ミルクキヤラメルのソースを掛けて頂きます。
皮を剥く際、柄の部分は”星型”で抜き、飾りをつけます。
何気無いけれど、ちょっとしたお洒落です。


アボカド
アボカドはどのようにお食べになりますか?
カルフォルニアロール、シーフードと合わせてカクテル?
それともお食べになったこと・・・。
我が家はスイーツとして、また朝食に。
美味しいですよ!

但し注意は、この熟れ具合、これが全て。
けれどまだ完熟でなかったらフライも美味しいですよ。


クレームブリュレのクレープ包み

ブリュレのクレームとクレームダンジュ
(クリームチーズに生クリームとメレンゲ)
をクレープで包みました。
上から8分立ての生クリームとアングレーズを掛け、
上にレッドカラントと斑入りのパイナップルミントを飾りました。
ただ柔らかく甘いだけの食感に
爽やかな、でも少し軽い香りのミントと
酸っぱいカラントがアクセント。
今年はカラントもミントも当たり年。
ベランダから不自由無く使えます。


ブリュレのパルフェ仕立て

次々と色づくベランダのブラックベリー。
少し酸味のある内に取り、パルフェに添えました。
カソナードを掛けて焼くだけがブリュレの使い方では無い!の提案?です。


ブラックベリーが7月末、実りました。
先日イギリスで手に入れたスポード社のカップと共に。
まだ日本へは未入荷の様です。

桃のスープ 
季節の桃が妹から送られてまいりました。
この時期は白鳳と言う種類で皮が簡単に剥けます。
シロップで軽く煮て、十分に冷やしミントの香りで頂きます。
今回は更にさっぱりとフレッシュチーズとクリームを合わせました。
やがてブラックベリーの季節も終ろうとしています。


 オレンジのシブースト
季節のフルーツをセルクルに敷き込み、クリームで和えます。
更にタップリ、クリームを入れ、セルクル一杯になったら
冷蔵庫でしばらく休ませます。
お客様が来られてから上にカソナードをタップリ振り、
焼きコテで一気にキャラメリゼします。
カリッカリのキャラメルをスプーンで割りながら
オレンジのクリームで冷たいフルーツを頂きます。
本来のシブーストを軽いデザートにアレンジしました。

 トライフルを一杯愉しんで!


ソルベグラス
 随分と昔の小さなグラスです。
時折、ソルベを盛るのに使っています。
細かな細工で折り返しがとても上品です。
漆の椿皿に、マザーオブパールのスプーンを添え、
シャンパンのソルベ一口に、真紅のイングリッシュローズ”
フォールスタッフ”の花びらを一枚添えて。


2001年度のデザートフィースト 

mail・・・宜しければ、感想などお聞かせください。

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